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好中球

白血球の中には顆粒球があり、
好中球は顆粒球の90%、白血球の60%を占めています。

体のなかに侵入してきたウイルスや細菌などの異物が、
急性の炎症を起こしたときに、中心的な役割を果たします。

殺菌効果がある顆粒を作り出して分泌し、ウイルスや細菌を殺傷します。
同じく白血球の細胞の一つである、
マクロファージが処理しきれないウイルスや細菌を処理する役割を担っています。
処理の仕方はマクロファージと同じで、取り込んで消化します。

マクロファージが「大食細胞」と呼ばれるのに対して、
好中球は「小食細胞(ミクロファージ)」と呼ばれます。
ウイルスや細菌を取り込んだとき自分も死んでしまうのですが、
死んでしまった好中球は、膿や老廃物として体の外に排出されます。
そして、体のなかではまた新たな好中球が作られるのです。

好中球が1日に作られる数は、1000億個程度です。
大きさは12~15μmで、寿命は非常に短く、数時間~数日です。
ですので、ウイルスや細菌と戦って死んだり寿命を終えた細胞は、
処分・分解をされます。

好中球は骨髄の中にある造血幹細胞で作られています。
造血幹細胞は赤血球、白血球や血小板に分化をするのです。

好中球の形は、無色透明で球状ですが、
核を持っており、偽足を出してアメーバー運動をし、血液のなかを移動します。

白血球のほかの細胞と比較すると、
リンパ球よりも大きく、単球やマクロファージよりは小さいです。

好中球は、血管のなかにいるものと、秘蔵や肝臓にストックされているものとがあります。
血液検査で数値に現れる好中球よりも、
ストックされている好中球のほうがはるかに多いでのす。
血液1マイクロリットル当たりには2000~7500個ぐらいの好中球が含まれているのですが、
ストックされている好中球は、標準的な成人で80億から300億個になります。

ストックの量がこれほど多いのは、好中球の寿命が短いため、
体にウイルスや細菌が入ってきたとき攻撃するのに、すぐ送り込めるよう準備がされているのです。